Interview

先輩社員紹介

浅倉 英明Hideaki Asakura

本社 木管楽器処理 加工|2001年入社

入社当初、多岐にわたる作業工程や細かい作業の連続で、とにかく慣れることに必死の毎日。
諸先輩方に丁寧に教えていただきながら、少しずつ任せてもらえる業務範囲も拡がっていきました。
現在は、木製管体の補修・研磨・オイル処理・塗装・小物部品組込の作業に従事しております。
入社して20年経った今でも、任せてもらえる業務範囲は増え続けていますが、求められた時間よりも早く業務を完遂できた時の達成感は、ずっと変わらず私のなかに“やりがい”として息づいています。

過去に、取引先の海外事業に参画させていただいたこともありました。
言葉・文化の違い、ニュアンスがうまく伝わらない場面も多くありましたが、当時の苦労は私にとって大きな経験となりました。
今の私があるのは、あらゆる経験を与えてもらったからといっても過言ではありません。これからも私に出来ることを探して磨き続けていきます。
いつか小沢鉄工所で一緒に働いてくださる方も、何でも良いので強力な武器を身につけてほしいと思っています。人生において大きな力になると思います。

経験という
強力な武器を、
自分のために。

今田 和晃Kazuaki Imada

本社 機械 加工|1996年入社

マシニングセンターによる穴明加工、金属部品への切削加工、試作品の加工を担当している、今田です。
入社して25年、小沢鉄工所で働くことで体感し続けていることは、材料のブロックの状態から完成品まで“楽器をつくる”一貫した技術があり、創立70年近く経つ今でも会社として成長を続けているということです。
楽器の加工だけではなく、常に新製品のための開発に取り組んでいます。

新しい製品や試作品への試みは、ひときわやりがいがあります。開発会議での意匠のぶつかり合い、図面起し、オートメーション化に向けたプログラム作成、そして加工・・・さまざまな想いを具現化するために試行錯誤している時が、一番大変であるが故に、完成・採用された時の達成感はひとしおです。
いつか、社員みんなのアイディアを集結させた楽器を作ることが、私の夢です。
今、夢や目標を探している人、興味ある事にどんどん挑戦していってほしいです。好きこそものの上手なれ。挑戦し続ければ“自分”のやりがいはきっと見つかります。

挑戦
し続けることが、
やりがい

野口 楓夏Fuka Noguchi

本社 金管楽器 加工|2019年入社

3年目の野口と申します。
トロンボーンのロータリー、クラリネットのキィ、ピッコロ・フルートのポストリブ(鍵柱座)のロウ付けを担当させていただいています。毎日が勉強・挑戦の繰り返しで、出来なかったり失敗してしまった事を、次はどうしたら出来るか、どうしたら良くなるか考えて試して・・・少しずつですが着実に成長していっていると思います。
それも、お仕事に集中しやすい環境だからじゃないかなと!
入社して間もない頃から新入社員の私にも気を配ってくださって声をかけてもらえたりして、安心して働くことができました。こんな私でも大切にしてくださっているんだなぁと。
もっとたくさんのお仕事を任せてもらえるようになっていきたいですし、さらに丁寧に、さらに早く出来るように心掛けていきたいです!

就職活動をしている時は、不安や焦りの方が大きいと思います。私も最初は、ちゃんと楽器を作れるかな?と不安だらけでした。それでも、楽器作りを“好き”だと思い続けられたことや、先輩たちのおかげで、このお仕事を続けられています。
是非、“好き”という気持ちを大切にしてください。未来の自分にとっての大事な支えになると私は信じています!

信じる気持ち
環境
繋いでくれた
私の

上山 浩史Hiroshi Ueyama

本社 木管楽器 加工

楽器作りの楽しさは何だと思いますか?
四角い木材、丸い金属棒が、自分が加工する事でよく知る楽器の形に成っていく・・・たった一言、“楽しさ”しかありません。
無機質な部材が、僕らの手によって変化を遂げていく。それが誰かの手に渡り、音を奏でる。
楽器も音も人の手によって形になる“モノづくり”が、楽器製造という仕事の醍醐味でしょう。

そんな楽器作りで、印象に残っているエピソードがあります。
バスクラリネットの新製品を試作の段階から参画し、最終組立、試奏と重要な工程を任されたことです。なによりその製品が発売に至った事が、もっとも胸を打った出来事でした。
今は、金属加工、木工加工、半田付け・ロウ付け、バフ、彫刻、塗装等などの、管楽器製造に関する多くの加工工程を広いフロアの一角で担当しています。
入社年数は・・・実際にご入社されてから聞いてください(笑)
それでは、お会いできることを楽しみにしています。

無機質な部材
僕らの手
変化する楽しさ

兵子 明日香Asuka Hyogo

本社 木管楽器 加工|2005年入社

趣味でファゴットを吹いているので、ファゴットの製作にも携わってみたい兵子です。
現在は、オーボエの刻印、部品の取付け、コルク貼付け、管内の研磨など、音孔の空いた管体にキィを取り付けるための下地作りまでの加工を担当しています。
この業界を志望するにあたり楽器にまつわる様々な理由があるなかで、私は“楽器作りが好き”がすべての始まりでした。自分の作った楽器を演奏されている方を見たり、その音を聴くと、言葉に代えがたい気持ちになります・・・それが毎日の私を後押ししてくれるんです。
10年ほど前には、オーボエ増産による海外からの大量発注で、残業・休出の連続、日夜奮闘したのを憶えています。すべての納品後の達成感は、きっと忘れられません。

そんな楽器作り好きが高じて、結婚・出産後もまたここに戻ってきました。
上下関係の厳しさも多少はありますが、なによりも“楽器づくりの仲間”として、楽器のためにみんなが同じ目線に立っている心地よさや、お仕事や職場環境について提案や相談をしやすい雰囲気であることも、もう一度小沢鉄工所を選んだ理由です。
自分の夢や好きなことを仕事にすると毎日楽しくお仕事ができます。一緒に、楽器を作りましょう。

楽器作り
好き

浦口 和人Kazuto Uraguchi

大島工場 バフ|2003年入社

厳しい品質基準のなか、製品の形に仕上げていく。それが私の役割です。
管楽器部品のバフ研磨、進捗管理、品質管理、様々なフォロー等、他の人とも協力して仕事をこなしています。
今回はバフ研磨について紹介させてください。バフ研磨は部品の加工時についたバリや傷を除去したり、表面の平滑度を上げるといった工程になりますが、なにより特徴的なのは“光沢”ではないでしょうか。
バフにもグレードがあり、加工部品の状態などによって使い分けます。また、研磨技術も職人の感覚を以てして初めて均衡のとれた美しい光沢のある部品に仕上がります。
光沢とは、楽器の命である部品ひとつひとつの存在感、輝きを生み出す大変重要な工程と自負しています。

店頭に並ぶ製品にももちろん、私が担当させていただいた部品が息づいています。
品質管理はひとつの工程、ひとつの細やかな作業から成り立ちます。製品を輝かせるには部品から・・・部品を輝かせるには確かな品質を・・・。
小沢鉄工所の品質維持向上、これが私の使命です。

部品を輝かせる
製品を輝かせる
品質も腕も磨く

森 昂二Koji Mori

本社 ファゴット・リコーダー加工|2009年入社

ファゴット・木製リコーダーの責任者として、生産管理を行っています、森です。
責任者業務の他に、ファゴットの外形加工・胴輪接着、リコーダーなら成形上がりから、塗装・音孔穴明け工程を担当しています。
皆さんは、楽器製造会社にはどんな業務があると思いますか?
実は小沢鉄工所では、素材の加工や塗装、成形のほかに、楽器店での修理が困難な製品の修理対応や、特注品の加工も行っているんです!
楽器製造会社だからこそ出来ること、ここで働く僕だからこそ成長できることが無限にあります。

今でこそ責任者を任せてもらっていますが、初めのうちは製造工程の幅の広さや、加工の奥深さばかりでなく、楽器製造の歴史や職人技巧への理解など、ひとつの楽器を作るうえで習熟すべき大切なことが多岐にわたり、苦労の連続でした。
奏者の皆様が命がけで演奏する楽器、その部材・加工ひとつひとつに責任があります。だからこそ、やりがいも大きい。
これからも業務の幅を拡げ、ひとつでも多くの楽器製造を支えられるよう邁進していきます。

部材・加工
その一つ一つに、
想いと責任を。

鈴木 大介Daisuke Suzuki

大島工場 金管楽器 加工|2004年入社

自分の仕事が楽器に親しむ人の一助になっていると実感できるこの仕事が、私は好きです。
金管楽器部品切削部署の一員として、部品の加工や検査、品質管理の一部、素材管理を担当させていただいております、鈴木大介と申します。
現在の業務はまるで、モノづくりの本質を学んでいるかのようです。
加工している製品の性質上、金属のみならず、木材・樹脂など幅広く扱っているため、各部材に関する知識や保管・利用のタイミングや加工法といった製造工程に於ける特長、その特長を活かすための段取りを深く知ることが出来たのです。
“ただ楽器を作る”のではなく“いかに楽器を知る”か、なのだと痛感させられました。

まだまだ未熟の身ですが、今出来る仕事を土台にして進化させ、加工から完成・出荷まで独力で成し遂げられる存在に成長したいと思っています。
管楽器に携わる仕事をしたい人のみならず、音楽を、そしてモノづくりを仕事にしたい人に、きっと対応してくれる会社だと私は信じています。

ただ作る
のではなく、
いかに知るか

中島 大地Daichi Nakajima

大島工場 金管楽器 加工|2005年入社

複雑な形状で、半田付けが難しいパーツや修理が難しい不良品などを綺麗に仕上げる役割を担っている、中島です。
機械加工とは違い、手加工で行う仕事なので、自分の“職人”としての技術・鍛錬に、より一層の責任を伴う重要な作業であると自負しています。
管楽器(ユーフォニアム、チューバ等)のパーツの溶接は何度もやり直しが許される分野ではありません。
部材の状態を見ながら、どうすれば早く丁寧に品質の高い処理を施せるかを考えながら、常に作業方法を工夫していくことで、自分の技術を高めていけることが楽しいです。
ゆくゆくは、オートメーション分野にも携わりNCやマシニング等のプログラミング習得も目指したいと志しています。

製造工程や製造楽器の種類も豊富な会社なので、楽器が好きな人にはとても魅力ある会社だと思います。
また、子育てにも理解があり、子どもに何かあった時は家庭を優先させてくれるなど、自分なりのワークライフバランスを実現できる環境だと実感しています。
やりがいのある仕事や職場環境は、自分の人生を豊かにしていくと思っています。仕事を“楽しめる”、そんな会社を是非見つけてください。

やりがい
人生を豊かにする

益井 早織Saori Masui

大島工場 金管楽器 加工|2010年入社

EP、チューバ、スーザフォン、メロフォンの抜差管組立、外管組立などの半田付けをメインに担当しています。
日々、日本だけではなく世界中の人たちにも自分が作った物を使ってもらっていると考えると身が引き締まる思いです。
普段作業している時は完成品をまったく見る事ができず、“何をやっているんだろう”と思う時もあります。
それでも実際に楽器店へ行き完成品を見ると、“私は楽器を作ったんだ”と再認識し自分自身を褒めたりしています。
今、私には目標があります。実は作ることは出来ても、修理技術がまだまだ未熟なので、自分のミスを自分自身で補えるように、もっと技術を習得し、未然防止とスピードアップ、品質向上に貢献したいです。

ちなみに、小沢鉄工所は技術向上や社員の成長のために真摯な会社なんだと思っています。
社長自ら社員ひとりひとりによく声掛けをしたり、勉強のために時折一緒にコンサートへも行ったり。相談事をしやすい上司の方も多く、垣根の低い環境という印象です。
楽器を好きな気持ちも大事だけれど、“どこで、どう働くか”、働く場所の選び方もきっと大切。楽器のことを知ることから始められる、そんな会社です。

働く場所の選び方
きっと大切

小林 秀暢Hidenobu Kobayashi

工場長|2000年入社

大島工場・本社新工場間を行き来し、金属部品の切削加工をメインに、複数の工作機械操作、ならびに現場責任者を担当させてもらっています、小林といいます。
現状の担当業務の他にも、新規工作機械の納入後の切削加工の立ち上げや、新規部品加工および試作加工依頼、工場内設備等のレイアウト変更による職場の作業改善など、社内に於ける複数の業務にも携わらせてもらいました。
小沢鉄工所には楽で簡単な仕事はありません。専門性があり技術が必要な会社です。
同時に、働くことへの熱量も必要としています。

管楽器部品製造は、モノづくりの仕事です。
“出来ないこと”がすべてのスタートです。
出来なかった仕事が、出来るようになる。
工夫を積み重ねれば能率が上がる。
能率が上がれば品質が上がる。
品質が上がれば信頼獲得も目標も達成する。
製造工程と同様に、課題ひとつひとつの達成に、確かな成長と喜びがあるのです。
管楽器製造という芸術性の高い仕事をしている中で、機械加工と手加工の両方があります。
良いモノを早く作るのが、小沢鉄工所です。
技術や音色の追求、それが小沢鉄工所の、成長工程です。

技術や音色の追求
それが我々の
成長工程です。

募集要項Requirements